手作りっぽく見えない手作りバッグを作りたい人にオススメ。手間はかかりますが、きちんと作れば長く愛用できますよ。
サンプルは羽織をリメイクして作りました。革で切り替えをしたデザインになっています。
用意するもの
- 表地 90cm幅 約60cm
- 裏地 90cm幅 約50cm
- 革 45cm×27cm 1枚
- ベルポーレン(底板)33.5cm × 6.5cm 1枚
- 底鋲 5つ
- 芯 生地の大きさより一回り大きく
- ファスナー 40cm 1本
- バイアステープ 50cmくらい
ファスナーフラップ付きトートバッグA3印刷済み型紙
¥1,320(税込)
A3用紙7枚に印刷した型紙です。
A3用紙は発送の都合上、半分に折らせていただきクリアファイルに挟んでお送りします。
型紙をお使いいただくには、貼り合わせる必要がございます。
生地に芯を貼って裁断
バッグの表地、フラップは、型紙よりも少し大き目に芯をカットし、芯よりもさらに一回り大きめに生地を粗裁ちし、芯を貼ってから型紙をのせて正確に裁断します。
ここではしっかりめの芯をつかっています。今回つかったのは、スライサータイプ。
バッグの裏地は芯を貼らずに裁断してください。

フラップの表地には、端1cmだけ芯を貼らないでください。フラップの裏地にも同じように芯を貼ります。
バッグの底板と底鋲をつける
バッグの底板には、「ベルポーレン」というものを使います。厚さはお好みで1.5mmか2mmくらい。

図のように革の中心とベルポーレンの中心を合わせて配置し、両面テープで固定します。
●の印をつけた位置に穴を開け、割りピンタイプの底鋲を使って表側から留めることで、底鋲と革と底板が固定されます。
底板の角を丸くする
ベルポーレンの角は彫刻刀などを使って角を丸くしておきましょう。
彫刻刀で一発型抜き。ベルポーレンの角がとがったままだとバッグを使っているうちに角で革を突き破ってしまう恐れがあるのでちょっとひと手間加えておいたほうがいいですよね。
革と底板を配置
チャコなどで革の裏側に線をひいて中心を決めます。目打ちなどで穴をあけておきます。
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底板も線を引いて中心を求めて穴を開けておきます。
穴同士を目打ちで合わせて配置します。底板の裏には両面テープを付けて仮止めをしておきます。
底鋲で底板を固定する
底鋲は割りピンタイプのものがとっても簡単で便利です。
印をつけた位置に穴を開けます。目打ちでもいいですが、ベルポーレンが硬いのでポンチがあると便利。今回は1mmのモノを使っています。

革の表側から底鋲を挿します。

割りピンの足を広げます。このとき穴が広がるのを防ぐために余っている革を小さく切ってクッション材にしてもいいです。

5か所留めることでしっかりと、底板と革が固定されます。
割りピンタイプのバッグの底鋲の販売

※12mm径というのは、バッグと底鋲が接する面の直径が12mmということです。
4個で1セット 198円(税込)
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バッグの持ち手を作る
バッグの持ち手は市販のものをつけてもいいです。

ちなみに、OHARICOではバッグハンドルを在庫限りの半額セール実施中。
合皮のバッグの持ち手の販売

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合皮のバッグの持ち手2本入り ミルクティー
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共布で鞄の持ち手を作る
今回は共布で作ってみます。
バッグの持ち手になる生地全体に接着芯を貼って、短いほうの辺の両端を1cm内側に折ってアイロンで型をつけます。

そのまま、半分に折ってアイロンで型をつけると中心線がわかるので、中心線でカットして2枚に切り分けます。

半分に切ったものをさらに半分に折って、アイロンで型をつけます。

いったん広げて、中心線に向かって両端を折ります。

折り目どおりに中心でふたたび半分に折り、待ち針で端を留めたら0.3cm~0.5cmのところをぐるりと一周ステッチをかけます。

手で持つところに革をつける
バッグの持ち手のさらによく手でもつところに革をつけるやり方です。この作業はデザイン的な部分もあるので、必要ない人は飛ばしてくださいね。


先ほど作った持ち手と、カットした革の中心を揃えます。待ち針で留めるのは難しいので、細い両面テープなどで仮止めしてください。
端から0.5cmのところをミシンで縫います。
革が滑りにくい場合は、下記ページの「ラミネートや合皮が滑らない」をご参照ください。
持ち手に革のパーツを縫い合わせたものを裏返して、左右の端からそれぞれ16cmのところに待ち針で印をつけます。
今、印をつけた真ん中の部分だけを半分に折り、生地だけを端から0.5cmで縫い合わせます。
持ち手が立体的になってしきました。
さきほどつけておいた革を持ち手に巻き付けます。ゆるすぎず、きつすぎず、巻いてくださいね。端は両面テープで留めると扱いやすいです。
巻き終えたら、端にステッチをかけます。かなり厚くなっているので返し縫いは厳しいので、返し縫をせずに糸を長めに出しておき、あとで糸を針に通して手縫い針で返し縫をして糸の端を処理します。
共布の持ち手の出来上がり♪
持ち手に革をプラスすると本格的な仕上がりになるけれど、かなり厚いものが縫えるミシンでないと難しいかもしれません。そんなときは、革にこだわらず布で巻いたり、手縫いで対処したりとお手持ちの道具とアイデアで工夫してみてくださいね。

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