ニット生地で作るシンプルなタンクトップの作り方です。重ね着のインナーに色違いでたくさん持っていたいタンクトップが自分で作れると嬉しいですよね。作り方もできるだけ簡単にして、えりぐりと袖ぐりはロックミシンやジグザグミシンで端の始末をして折り返して縫う方法にしました。前身頃と後ろ身頃の二つだけのパーツなのと、印をつけない方法で縫うので洋裁初心者さんでも作りやすい方法ですよ。
ニットの伸縮性のある生地を使うので、体のラインに沿うようにタイトな型紙にしています。ゆったりめのタンクトップを作りたい人は大き目のサイズの型紙を選んでくださいね。
用意するもの
- お好きなニット生地110cm幅 約60cm~65cm
ニットタンクトップ A3印刷済み型紙
A3用紙3~4枚に印刷した型紙です。
A3用紙は発送の都合上、半分に折らせていただきクリアファイルに挟んでお送りします。
880円(税込み・送料別)
縫い代は直線縫い+端ミシン(ジグザグ、3本ロックなど)用にしていますので、もしすべて4本ロックで仕上げる方はすべての縫い代を0.8cmでカットしてください。
裾と袖の縫い代は、始末の仕方によって長さが変わってきます。型紙に実践と点線で記載してあります。
着丈 | バスト | ウエスト | |
---|---|---|---|
7号 | 48 | 78 | 75 |
9号 | 50 | 80 | 77 |
11号 | 52 | 82.5 | 79 |
13号 | 53 | 85 | 81.5 |
15号 | 55 | 88 | 85 |
型紙をお使いいただくには、貼り合わせる必要がございます。
動画で見るニットタンクトップのの作り方
タンクトップの作り方、フルバージョンです。動画のほうがわかりやすいこと、サイトのほうがわかりやすいこと、それぞれがありますので、一通りご覧いただけると作り方の流れをスムーズに把握することができますよ。
型紙と生地を裁断する
生地を折り、型紙の「わ」の部分と生地の「わ」の部分を合わせて裁断します。パーツは前身頃が1枚、後ろ身頃が1枚です。裾の縫い代は始末の方法によって長さをお選びください。
「4本ロックで端の始末」をする場合は実線部分でカットして、それ以外は点線部分でカットします。
肩を縫う
横に伸びやすい生地の場合、肩に伸び止めテープを貼るほうがいい時があります。その場合はこちらの「肩を縫う」の章をご覧ください。
肩を縫い合わせる
前身頃と後ろ身頃を中表に合わせます。対応する肩同士を合わせてマチ針で留めて縫います。
印をつけていないのですが、型紙通りに裁断していれば端から1cmの所が出来上がり線です。
直線縫いをして、端の始末をロックミシンまたはジグザグミシンでしてもいいですし、あらかじめ型紙の縫い代を1cmのところを0.8cmに切っておいて、ロックミシンだけで縫っても大丈夫です。
既製品はロックミシンだけで縫っている服も多いですよね。私はしっかりさせたいので直線縫い+端をロック始末の方法で縫うことが多いです。

肩の縫い代を倒す
縫い合わせた生地の裏側を上にしてアイロン台に置き、肩の縫い代を後ろ身頃側に倒してアイロンをかけます。アイロンをかけたらマチ針で仮留めしておくとわかりやすいです。
袖ぐりと襟ぐりの始末
袖ぐりと襟ぐりにロックミシン又はジグザグミシンをかけて始末します。
袖ぐり、襟ぐりの端を内側に折っていきます。
縫い代を1cmにしていますが、ロックミシンをかけた場合端を2mmほど切り落としているのと、生地の厚みを考慮して0.6~0.8cmくらいを測りながら折っていきます。


アイロン台の上で作業をしているので、測ってマチ針を挿したらアイロンで型を付けます。
カーブの強い部分は細かくマチ針を挿して、生地の外側を伸ばすようにアイロンをかけるとおさまりがよくなります。

アイロンで型がついたらマチ針を生地に留めていきます。両方の袖ぐりが折れたところです。


袖ぐり、襟ぐりともにマチ針を挿せたら、生地の表側を上にして、端から0.5cmのところにステッチをかけます。
脇の始末
脇を縫い合わせる
身頃を中表に合わせて、脇をマチ針で留めていきます。肩を縫い合わせた時と同じ要領でミシンをかけてください。
脇を縫い代を倒す
縫い合わせて端の始末ができたら、縫い代はアイロンで後身頃側に倒します。
このままだと脇の縫い代が留まっていないので、脇を始末した時に残ったロックミシンの空環か、別の目立たない色の糸を針に通して縫い留めます。
縫い目が表に出ないように、縫い代を留めつけるかんじで3~4針縫います。玉止めをしたらすぐに切らずに先を何回か縫い代やロックの縫い目の中に通してから糸を切ると目立たないですよ。
裾の始末をする

4本ロックで端の始末をする方法で裾の始末をしました。仕上がりが綺麗なので4本ロックのミシンを持っている人にはお勧めです。

タンクトップコーディネート
テニスのスコートとセットアップになるようにタンクトップを作りました。
スカートの裾のヒラヒラと、インナーのパンツと同じ生地です。
タンクトップだけでは肩まで日焼けしちゃうので、ショート丈のフレンチスリーブTシャツを重ねて安心コーデ。
トップスは色違いで相方の分も作りましたよ。
撮影したマネキンが色白で、白のタンクトップを着せているのでちょっとわかりづらいですが、ショート丈のトップスは襟ぐりを広めにしているので、肩出しになっても可愛いかなと♪
もちろんスポーツウェアだけでなく、普段着の重ね着に重宝しそうなタンクトップです。
テニスウェアのベースはトップスがこちら。
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