ミシンをのせて快適に作業できるテーブルが欲しかったので、ホームセンターに売っているカラーボックスをリメイクして作ってみました。
作りたいミシン台
ミシンをのせるので、奥行きはあまりなくていいのだけれど普通のミシンとロックミシンを横に並べて置きたいから、横に細長い机で、洋裁は何かとモノが増えるので収納もあるといいなと思い探しました。
部屋の雰囲気に合わせてナチュラル感もほしい。でも、なかなかないんですよね、希望通りの机って。なかったら作っちゃえということで作ってみることにしました。
今回使ってみたのはカラーボックス。ホームセンターなどで1000円くらいで手に入ります。これを2個買ってベースにして作ってみましたよ。
天板を作る
カラーボックスを横方向を奥行として使うので、天板の幅はそれが乗っかる大きさで、カラーボックスの横幅プラス6cm。横の長さはミシンを2台のせても余裕があるくらいの長さに決め、木材を購入しました。今回使った木材はパイン材です。
コーナン(ホームセンター)のセルフ工房を使わせてもらって、サンダーで天板のやすりがけと角に丸みを出します。ぶつかったときに危ないしね。パイン材は扱いやすいので素人でもいい感じに角丸を作れます。
横長の木材にミシンを2台乗せる予定だから、使ってるうちにたわんで来たら困るので、金属の支えをところどころに入れたいと思います。天板を塗装するのでそれに合わせて金具も塗ってみました。
カンペハピオのNUROはチューブ式の水性ペンキです。いろんな色があって、絵の具みたいに手軽に塗れるから大好き。
天板は、お気に入りのウッドダイとブライワックスで塗装しました。
カラーボックスで机の脚を作る
カラーボックスを机の脚として使おうと思います。机の脚兼収納で省スペース化を実現。カラーボックスのまんまでも機能的には問題ないけれど、より強度を増すためとナチュラルテイストを出すために木材を貼ることにしました。
側面に木材を貼ったとしても、カラーボックスの厚みにあたるところは細いので木材を貼るのは至難の業。かといって何もしなければペンキが乗らない。こんなときは「木口テープ」という木材のテープを貼ります。
表面に木口テープを貼って、カラーボックスの奥にベニヤ板を貼ります。
カラーボックスの側面にもベニヤ板を貼りますが、木目の方向をわざと変えて4枚貼ります。
内側にもベニヤ板を貼ります。板は木工用ボンドで貼り付けています。ビッグサイズの木工用ボンドは先っぽがヘラのようになっているので塗りやすいです。
内側は茶色くペイント。
外側は、アンティーク風ペイントにしました。
いったん全体を茶色のペンキで塗って、乾いてから白いペンキを塗ります。
使ったのはバターミルクペイント。
軽くヤスリをかけると下地の茶色が出てきて古くさびれた雰囲気に。
ミシン台の完成
ペンキが乾いたら、天板をのせるだけです。
これを作った時の部屋からは引っ越したけど、天板は固定させていないので引っ越しの時や掃除のときも楽々。
ミシン台がたわんできたりもしていません。
ロックミシンをのせてみましたよ。
桐の収納ボックスを作る
カラーボックスを使って作ったのでテーブルの脚に収納ができました。主に生地を置く場所にしたいのですが、このまま生地を置くとほこりもかぶるし見た目も美しくないので、ここにぴったりの箱を作ろうと思います。
使った木材は桐。桐の箱というと高価なのですが、薄い桐の板ならリーズナブル。4mmの厚さのものを使いました。
昔から着物を保管するのには桐の箱や桐のタンスを使いますよね。桐には防湿効果や抗菌効果が高いので生地を保管するのに適しています。
薄いのでカッターで切ることができますよ。
ボンドで仮止めで組み立てて、細い釘を打ちます。
蓋は蝶番をつけて開閉できるようにするのですが、本体側は釘で打てるけど蓋側は釘が出てしまうと危ないので、カシメで留めました。
箱を引っ張り出すときの持ち手に、小さなドアノブをつけました。エスニックなテイストが可愛いくてお気に入り。
桐の箱の完成。
カラーボックスにぴったり。ノブをちょっと引っ張って箱ごと取り出すタイプです。
きり
ミシン下の収納以外にも使えそうだったので、桐の箱をいっぱい作ってみました。
カラーボックスを使ったオリジナルミシン台の完成です。
もはや、洋なのか和なのかアンティークなのかエスニックなのかといろいろミックスですが、好きな感じばかりで埋め尽くすと、それはそれでわりとバランスよくまとまったんじゃないかなと思います。
使い勝手もめちゃいいです。気に入っているのでたぶん一生ミシン台を買うことはないんじゃないかな。
どんな大きさで作るかとか木材をどれくらい購入したらいいかとかの計画は、もでりんを使って作りました。
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