木工DIYにとりかかる前にやること

DIY

私はモノをつくるという作業が好きなので、洋裁以外のDIYも時々やります。
洋裁アトリエの家具は、棚やミシンテーブルなど他にもDIYで作ったものもあるのでおいおい紹介していきますね。一番最近作ったものは、二重窓。二重窓は友達に手伝ってもらってますが他のものはほぼ一人で作りました。小柄ですが、そこそこ大きなものも作りますよ。
DIY女子と呼ばれる人も増えてきているので、いろんな本や心ときめくペンキなども溢れていますよね。
今回は木工DIYをするときにやっていることについてご紹介します。

モノづくりの作業の流れ

私はモノを作るとき、大まかには下記のような流れで作業をすすめています。
①作りたいものをイメージする。(デザイン)

②具体的な数値をあてはめて設計する。(2D)

③立体でプレビューする。(3D)

④制作し、完成させる。
②と③は行ったり来たりしながら修正をしていきます。こういうのはデジタルの技術を使うととっても便利です。当サイトで販売している洋服の型紙も何度も2Dと3Dの修正をしてから、実際に服を作ってみて型紙として販売しています。素材と使うソフトが違うというだけで、洋裁も木工もとっても近いことなんじゃないかなと思います。

設計と3Dプレビューが同時にできる夢のソフト

私は木工DIYで何かを作るとき、「もでりん」というソフトを使っています。modelingからネーミングしたんでしょうね。ちょっと可愛い。3Dソフトというとも難しく感じるかもしれませんが、使い方はとても簡単。まったくクセのないソフトというわけでもないですが、慣れれば操作感はそれほど難しくありません。

もでりんの設計画面

いわゆる三面図と右上が立体のプレビューです。
木材を選び、真正面からや上から見た時の数字を入れて組み立てていきます。つまり、②具体的な数値をあてはめて設計する。(2D)→③立体でプレビューする。(3D)
の部分が同時にできてしまう夢のようなソフトなんです。

もでりんはどこで買えるの?

DIYといえば、のこぎりを使うイメージがあるのですが、のこぎりを使うってなかなかハードル高くないですか?
まっすぐ切れるようになるには訓練が必要かなと思いがちなのですが、ソーガイドというとっても優秀なアイテムがあるんです。
私のような素人の女性でも、ソーガイドを使って木材をカットするとすごく綺麗に切れます。

ソーガイドの使い方

ソーガイドがあるとガイドにのこぎりを入れて引けばいいだけだから、設定した角度にぶれずに切れるんです。
もちろん初めはのこぎりも持ってなかったし、ガイドも一緒に欲しくて、こんなセットを買いました。

そしたら、このセットに「木工図面作成ツール「もでりん V3」付属!」
あまりというか、全然期待していなかったのですが、結果的には、
こんな優秀なソフトにのこぎりとガイドもついてこの値段で売られているなんて!
と感動してしまうほど便利なソフトだったんです。

木材を買うホームセンターをリサーチ

もでりんでの設計作業にとりかかるまえに、というか取り掛かり始めたころにやっておいてほしいことがあります。木材の購入場所とどんな木材がいくらで買えるかのリサーチです。
おすすめの木材購入場所はDIY無料スペースを貸してくれる、できるだけ近くのホームセンターです。
関西だとコーナンがおすすめ。セルフ工房もあるし。工具類も貸してくれます。一時はコーナンのセルフ工房にいりびたりすぎて、マスクして軍手して黙々と作業していると、しょっちゅうスタッフさんと間違われ、お客さんに「●●はどこにありますか?」と聞かれてました。
毎回、「私はコーナンの店員じゃないんです。」と答えるのも疲れてきて、わかるときはもうそのまま「2階の奥の右側です」とか答えてましたけど(笑)。

もし、近くにホームセンターがないとか、あっても木材を運ぶ方法がないという場合はネットで木材をカットしてくれるお店で注文するのがいいですね。楽天のホクレイWOODさんで以前買ったことあるけれど、とてもよかったですよ。シナランバーは釘がはいりやすくて扱いやすい素材でした。

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シナランバー厚さ21mmx巾300mmx長さ1825mm 4.61kg安心のフォースター DIY 木材 端材 棚板価格:1933円(税込、送料別) (2019/2/25時点)

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ここで、大きな矛盾に気が付いてしまうわけなのですが、
のこぎりとソーガイドどこいった?
あんなにソーガイドを推しといてアレですけど、できるだけ切ってもらったほうがいいです。(きっぱり)
オマケだったはずのもでりんを使いこなすことで、想像以上の大作に挑戦できちゃうので、ちょっとしたことだけのこぎりを使うけど、カットはほぼ機械とプロに任せるのがおすすめ。

ホームセンターなど木材カットしてもらうこと前提で、実際に売られている木材のサイズと値段をリサーチして登録しましょう。ホームページで調べてもいいですね。

木材の材料登録

左側に「材料登録・編集」というボタンがあるのでそこをクリックすると厚み・幅・最大長・単価などが登録できる画面になります。
登録した部材を、もでりん上で使用して設計を完成させていきます。

必要な木材と値段が決定

もでりん上で作りたいものが出来上がると、右上の「木取り図」というボタンを押します。

木取り図

印刷すると、こんな用紙が出てくるんです。
どの木材を何センチでカットして、何本必要か、どれくらい余るか、トータルいくらかかるかがきちんとわかります。

これを持ってホームセンターに行って、木材カット売り場のお兄さんにお願いすると、
木材カット
大きな機械でビシッと切ってくれます。
※多少の誤差はあります。

なりゆきで板買ってきて作り始めると足りなかったり間違えたりしてロスが多いけれど、あらかじめここまでできていると間違いはほぼないです。

と、こんな感じで木工DIYの材料を揃えていきます。ここまできたら後は組み立てるだけ。
・・・と言いたいけれど、モノづくりって手間ひまかかるものです。それが楽しいんですけどね。
誰かの何かの参考になれば幸いです。