着なくなったジーパンどうしてますか?前からやってみたかった着なくなったデニムのリメイクでバッグインバッグを作ってみました。ポーチよりは大きく、かばんよりはちょっと小さめで、チェーンをつけるとバッグにもなり、かばんの中にいれていつも持っているモノを整理収納できるバッグinバッグの作り方です。
帯リメイクの下準備
帯のリメイクとデニムのリメイクをコラボさせたバッグインバッグの作り方です。
デニムリメイクだけだとカジュアルすぎて、帯リメイクだけだと普段のファッションに持ちにくいのでこの二つをコラボさせて個性的なバッグを作りたいと思います。
帯は裏地と表地の縫い目をリッパーなどで外して中の芯を抜きます。
帯が汚れている場合は手洗いします。
でももし、帯がそれほど汚れていなければ無理に洗わなくてもいいと思います。洗うことでやはり生地は傷んでしまうし帯によっては色がでてほかの部分に移ったりしてもう使い物にならなる場合もあるので、くれぐれも自己責任でお願いします。

帯はとても長いのでお風呂場や大きな桶にいれて、水にそっとつけて押し洗い。
普通の洗剤よりはちょっと高いけど帯を洗うときはこのプロウォッシュを使っています。
とっても汚れがきれいに落ちてすっきりしますよ。革だって洗えるんです。
プロウォッシュで優しく押し洗いをしたら、丁寧にすすいで軽く脱水し日陰干しをします。
半乾きくらいで、裏からあて布をしてアイロンをかけて布目を整えます。
帯は芯を抜いてしまうと案外薄いし、織の帯は裏側に無数の糸が渡っているのでボロボロとほぐれてきそうでこわいです。
なので、裏に芯を貼ります。
今回はこちらの赤い厚手タイプのものを使いました。
デニムリメイクの下準備
デニムは洗って清潔な状態のものを使います。ヴィンテージ感が好きな人はそのままでもオッケー。
高温でスチームアイロンを当てるとインディゴの色が落ちるので、わざと色を落としてもいいですね。
ダブルファスナーポーチの作り方を応用

片面は、スマホとか落としちゃいけないものが入るようにジッパータイプのダブルファスナー。
作り方は、ダブルファスナーポーチの応用編です。
同じようなものを作ってみたい人はぜひ、ポーチからトライしてみてくださいね。ダブルファスナーポーチの仕組みが理解できるはず。
今回のは表面の小さいほうを斜めにカットしてファスナーを斜めにつけてみました。

斜めにカットした時の感じをイメージしながらデザインします。
帯のリメイクって、ひとつひとつ帯によって横幅も違うし隠したい汚れや柄の出方も違うので、型紙から作るよりも実際の帯を使って作っていったほうがいいと思うんです。

デニムなのでポケットの裏地はつけていません。
バッグ自体の裏地は帯の裏地を使いました。
外側にポケットがいっぱいのバッグインバッグ

反対側の面は、外側にポケットがいっぱい作りたかったんです。美容師さんのシザーバッグみたいな。
このまますっぽりバッグに入れた時にファスナー開けなくても取り出せるポケット。
その部分をデニムで作りました。
立体的なポケットの作り方

入れたいものによって幅や深さが違うのですが、立体的なポケットにするために帯の幅よりも少し広めの長さにデニムをカット。
底になるほうはほつれ止めのためにロックミシンやジグザグミシンをかけましょう。入口側は3つ折りにしてミシンをかけて端の始末をします。
仕切りたいところに目安のために待ち針を打ちます。


底になる部分の端から5㎜くらいのところにミシンをかけて、さきほどつまんだ部分を押さえるためにミシンをかけます。

バッグの底にマチを作りたいので、帯の面の底になる部分から5cmのところにまっすぐ両面テープを貼ります。
ここでも活躍する3mm幅の両面テープ。
テープに合わせてポケットを貼ります。
ポケットの左端を帯の左端に合わせます。
右端までいくとちょっと余るくらいが理想です。最後の端を切り落として揃えると綺麗にそろいます。
ポケットの横方向を貼れたら端から5㎜くらいのところにミシンをかけます。
ポケットの縦方向にも両面テープを貼っておきます。
横方向に縫った線を軸に、ポケットをぐいっと上に持っていきます。両端はテープを外して留めてください。
仕切りのミシンをかけるところに待ち針で固定します。
ポケットの仕切りになるところをまっすぐ縫います。底はつまんで留めているので指で開いて平らにして縫ってください。
先に針を落としてから押さえ金を落とすのが綺麗に縫うコツです。あとは息を止めてまっすぐに縫います。
ポケットの入り口は特にしっかりと返し縫をしてください。
外ポケットができました。
裏地の作り方
裏地にポケットをつけると内ポケットになるので、好きな形にすきなだけポケットをつけてみてください。
端っこに3本ペンが入るようにつくりましたが、一番外側のぺン入れはバッグに仕上げた時に端っこすぎて使えませんでした(泣)
端のほうはあまり何もしないほうがいいかも。
左上には綿テープにDカンを通したものをつけておいて、ここにリール式のキーホルダーをひっかけられるようにしたいと思います。
このままだと中に小さいものをいれたら底部分にまわりこんでしまいそうなので、
裏地もマチを考慮して端から5cmのところにミシンをかけました。
バッグに仕上げる
表地、裏地にそれぞれポケットなどを好きにつけたら、基本的な作り方はダブルファスナーポーチと同じです。
マチを縫う
表地の底を左右に割るように開きます。待ち針を使って底の縫い目のところから脇の縫い目を通って出てくるように挿します。これで中心がずれません。
端から5cmのところにミシンをまっすぐにかけます。
生地が分厚いのでマチの端を切り落とします。
裏地も同じように処理します。裏地はやや小さめになるようにします。
いったん外表にひっくり返してみましょう。
バッグが生まれるワクワクする瞬間です。
はい、ポンっ!底部分。
せっかくなので底びょうを付けたいと思います。
ワンタッチ底びょうの付け方はこちら
待ち針で底鋲を付けたい部分に印をつけます。
目打ちで穴をあけたら底鋲をさしこみます。
裏側に底鋲が出てきますよね。
そしたら、開いて出来上がり。
簡単なのに本格底鋲です。これめっちゃ便利ですよ。
こんな風に底びょうが付きました。
返し口を閉じて完成
あとは、返し口を閉じるように待ち針を打って、
少しずつ交互にすくいながら閉じていきます。
チェーンの持ち手をつけたらバッグインバッグバッグ(笑)の出来上がり♪
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