収納がたくさんできる本棚を作りたいなと思いました。本の収納が主な目的ですが、DIYや洋裁の道具がたくさんあるのでそれらも収納できる一石二鳥な本棚の作り方です。
作りたい本棚
まずは作りたい本棚のサイズやデザインをイメージして、もでりんで設計します。
基本は本棚なのですが、片面を有孔ボードにして洋裁やDIYの道具などこまごましたものを見せながら収納するようにしたいと思います。
左側がもでりんで設計した図、右側が実際に出来上がった本棚です。
板にやすりをかける
たくさんの木材を使う必要があるので、使用したのはリーズナブルな合板です。
でも、着色にはちょっぴりいいものを使えば、いい感じに仕上がりますよ。
ホームセンターで合板を購入して、カットしてもらったらセルフ工房で機材を貸してもらえるので、サンダーをかけます。サンダーをかけると合板のトゲトゲもサラサラになるし、着色後の仕上がりが綺麗になります。
ここで作業しているとよく店員さんと間違えられます 笑。
めっちゃ真剣。
面だけでなくエッジも角を落とす感じでサンダーをかけます。機械が意外と重たいの。サンダーの重みと振動のおかげで右腕に筋肉つきました。
板に着色をする
大きなものを作るときは先に色を付けてから組み立てるようにしています。そのほうが小回りが利くというか、扱いやすいです。大きく組みあがってから色を付けるとなると角度を変えるのも大変だし、汚したり怪我したりなんかやらかしてしまいそう。
まずはWOOD DYEで染色します。ちょっぴり赤味のあるローズウッド。
乾いたらBRIWAXを塗ります。
艶と深みが出て好きな色に仕上がりました。
さらに艶を出すためにウレタンニスをスプレーします。
穴をパテで埋める
木材の断面にたまにこんな風に穴が開いていたりします。合板だから仕方ないか。
なるべく穴の開いていない面が前に来るように使いますが、それでもどうしてもというときは、パテで埋めます。
木部用パテの使い方はとっても簡単です。エポキシパテをほんの少しとり、指でコネていくと柔らかくなります。練り消しよりちょっと硬い感じです。柔らかくなったら穴の部分に埋め込んで、表面が平らになるようにカッターの先などで抑えたり削ったりして平らにします。
そのままほおっておくと固まるので、固まってから表面をやすり掛けして周りとの段差がなくなるように平らにします。
完全に乾いてから周りと同じように着色すると穴埋めの出来上がり。
色のノリ具合が少し違うのでよくみるとわかってしまいますが、ぱっと見は気にならない程度にごまかせます。
金具に着色する
どこまでこだわるかは好みの問題ですが、使い込んだ風のものを作りたいから金具にも色を塗っちゃいたいと思います。
棚柱に着色。
本棚の1段目には大きな本を入れようと思います。私が持っている本の中で一番大きな本は、藤城清治さんの画集なのでそのサイズに合わせて、棚柱の位置を決めます。
正面から見て両サイドに来る左右の木材に棚柱をねじ止めします。片側を留めたら位置を測り、反対側も同じ位置に来るように棚柱を合計4本取り付けます。
本棚を組み立てる
いよいよ本棚を組み立てていきますよ。組み立てる前の状態に配置するとこんな感じです。
まずは奥にくる木材にサイドの木材を直角につけます。そのあとに底の木材、天井の木材という順番です。しっかりさせたいので5cmくらいの長い釘を使っています。
ここまで大物になってくるとひとつひとつがなかなかの力仕事です。板が意外と平らじゃないんですよね個性的に湾曲してる。図面通りにスムーズにとはいかなかったですが、板が曲がっているのも気にせずガンガン組み立てていくと、最終的にはまっすぐになります。
途中、くじけそうになったけどなんとか本棚が立つ形に組みあがりました。
有孔ボードに細工する
片方の面はいろいろなモノがひっかけられるように有孔ボードを使います。長いので、途中で曲がったりしないように裏側を補強。
有孔ボード自体は薄いので、細くて厚みのある木材をところどころにネジでとりつけてしっかりさせます。
はみ出た部分はのこぎりで切り落とします。
隅にL字型の金具を取り付けたいですが、有孔ボードが薄いため、先ほどと同じように補強木材を挟んでネジを留めます。
有孔ボードを本棚に取り付ける
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本棚本体の前面の端に木材を取り付けます。
そして先ほど細工した有孔ボードを取り付けます。裏側にL字金具がついているので、しっかり留めます。
表からみるとこんなかんじ。どうやってついてるのかわからないようになってるでしょ?
舞台裏は補強の嵐です。縦方向にも木材を補強したほうがいいかな。
有孔ボードがしっかり立つのを確認してから、最後にもう一つ残っていたサイドの木材をつけると、補強の嵐の舞台裏も見えなくなってスッキリします。
棚板をとりつけて本棚の完成
本棚の形ができたら、棚板を入れていきます。棚柱の好きな位置にフックを付けて、それに載せていくだけ。
本棚の完成~♪いや、本当に大変でした。怪我せずに作り上げた自分を褒めたい。
すでに作っておいたおそろいのプリンタ台の上にオン!理想通りの収納本棚ができました。
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