ウエストゴムショートパンツの縫い方と型紙

何枚も欲しいウエストゴムショートパンツの作り方です。
パジャマやルームウェア、カジュアルファッションに、スポーツに・・・と大活躍するショートパンツ。何枚あっても嬉しいですよね。
ウエストゴムで着心地楽なショートパンツを手作りしてみましょう。
パンツをつくるのって難しそうに見えて意外と簡単なんですよ。
学校行事の衣装作成に高校生の男の子がこちらの型紙と作り方でショートパンツを作ってくれたとお客様の声をいただきました。とっても嬉しいです♪

用意するもの

  • 生地 110cm幅 約1.5m
  • 3.5cm幅広ゴムのウエストベルト ウエストの長さ分くらい
OHARICOストアへ

<サイズ>
ヒップ:最大140cm
股下:13.5cm

ウエストゴムショートパンツ A3印刷済み型紙


A3用紙7枚に印刷した型紙です。
A3用紙は発送の都合上、半分に折らせていただきクリアファイルに挟んでお送りします。
型紙をお使いいただくには、貼り合わせる必要がございます。

作り方と型紙 OHARICO

OHARICOで販売している型紙(パターン)の使い方についてご説明します。ダウン […]…

35mm幅のウエストゴムベルト

35mm幅太い平ゴム 150cmカット 
165円(税込・送料別)

ショートパンツのサイズ

サイズはフリーサイズですので、ある程度の体系差があっても着れるようになっています。
ヒップは最大140cm、パンツの丈は、股下が約13.5cmで、長すぎず短すぎないベーシックなショートパンツです。
ウエストサイズは中に入れるゴムの長さで調整できます。

ポケットは、両方につけても、片方につけても、もちろんつけなくてもオッケーです。
スポーツ用、特にテニスをする場合は深めのポケットが欲しいところ。ですので、深めのポケットと普通サイズのポケットと2種類のパターンをおまけで付けています。お好みのどちらかをお使いください。

ウエストゴムのズボンの縫い方動画

ズボンの縫い方の一連の流れを動画で説明しています。動画のほうがわかりやすい部分もありますので、ぜひご覧くださいね。

生地を裁断して印をつける

生地を裁断する

パンツの裁断
生地を中表にたたみ、パンツの前身頃と後身頃をそれぞれ2枚裁断します。

OHARICO流印付けの方法

生地の裁断の時に印付けをするのですが、OHARICOではチャコペンやチャコペーパー、ルレットを使わず簡単なきりじつけの方法で印をつけています。

簡単なきりじつけの方法
簡単なきりじつけは型紙の上から、2本どりの仕付け糸で印をつけたいポイントを通して、短く切っておきます。
生地を2枚重ねているときは、生地と生地の間もはさみでカットしておきましょう。
「きりびつけ」とか「きりび」と呼ぶ人もいます。普通のきりじつけよりも簡略化したやり方ですが、糸が抜けてしまわないようにさえ気をつけていればこの1本通すだけのきりじつけでも十分ですよ。

あっちゃんウインク
生地の裁断方法と印のつけ方はこちらの動画を参考にしてくださいね。
切りじつけをする
赤丸のところに簡単なきりじつけの方法で印をつけます。

脇ポケットをつける場合


脇にポケットをつける場合のショートパンツの縫い方を動画にしています。こちらもご覧ください。
前身頃に左脇だけにスラッシュポケットをつけます。
使い勝手やお好みで左右ともにつけたり、どちらにもつけないでもいいのですが、ハンドメイドだとタグなどを付けていないと着るときにどちらが前か一瞬悩むので、左脇にポケットをつけると決めていればパンツの前後間違えたりしないから片側についているとちょっと便利です。
スラッシュポケットの作り方はこちら
作り方と型紙 OHARICO

脇線にある脇ポケット。私は「スラッシュポケット」と呼んでいたのですが、他にも「シ […]…

脇と股下を縫う

ズボンの足を縫う
前身頃と後身頃を中表に合わせ、脇と股下の部分の対応するところをマチ針で合わせます。
出来上がり線通りに縫い、縫い代を2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンをかけて始末します。
ミシンをかけたら、縫い代は後身頃側に向かってアイロンをかけて倒します。

あっちゃん笑顔
同じものが2つできるよね。

股ぐりを縫う

パンツの足を合わせる
どちらか片方の足を表に返し、もう片方の足の中にいれることで、ズボンの足は中表に合わさります。
ポイント同士を待ち針で合わせて留めます。

股ぐりを縫う
端から1cmのところを縫います。ここは股ぐりと呼ばれるところです。
着ているときに負荷がかかりやすい場所だからお尻がやぶれないように2度縫いします。
縫い終わったら、2枚一緒にロックミシンまたはジグザグミシンをかけ、この縫い代は右見頃に倒しておきます。(どちらでもいいのですが、私は右に倒すように統一しています。)

裾の始末をする

裾の始末をする
外側が表になるように返すとパンツの形になっています。
裾はロックミシンかジグザグミシンで端を始末し、出来上がり線どおりに折り返して端ミシンをかけます。

あっちゃんウインク
表にミシン目を出したくない場合はまつり縫いをしてね。
作り方と型紙 OHARICO

やりはじめるとハマってしまうチクチク針仕事。ミシンがなくても縫えるいろいろな手縫 […]…

また、三つ折りで端の始末をする場合もあります。生地やデザインで縫い方を選んでくださいね。

ウエストの始末をする

ウエストの始末をする
ウエストはぐるりと一周ロックミシンかジグザグミシンで端の始末をします。
ゴム通し口を縫い残す

ウエストの上端を出来上がり線通りに折ってアイロンをかけ、端から0.5cm以内のところをぐるりと一周ぬうのですが、ゴムをいれる場所を3cmほどあけておきます。
それが「ゴム通し口(ぐち)」になるので、ゴムを入れてから手縫いまたはミシンで縫い閉じます。
ゴムを通したらパンツの出来上がりです。
もうひと手間加えて、ウエストゴムにギャザーを寄せたい場合はこちらの動画をご覧ください。

あっちゃん笑顔
いろいろな生地や長さでウエストゴムのパンツを作ってみてね。