ティッシュケース付きマスクポーチの作り方

持ち歩きに便利なティッシュケース付きマスクポーチを作りました。マスクを持ち歩くのが当たり前のようになってきたけれど、外出先でマスクのつけ外しをするときってありますよね。せっかくウイルスから守るためのマスクなのに取り外したマスクをかばんやポケットに直接入れてたら意味ないし、繰り返し使える布マスクだからこそ一回外したら新しいのに取り換えて清潔なマスクを身に着けたいものです。ティッシュケース付きマスクポーチ予備のマスク、使用済みマスク、ティッシュ、リップクリームをひとつにまとめて持ち運べる鼻炎や花粉症、ウイルス対策にぴったりのマスクポーチを作ってみました。

用意するもの

プリントアウトしたティッシュケース付きマスクポーチ型紙

550円(税込)送料別途180円 ※普通郵便での発送となります。

OHARICOのティッシュケース付きマスクポーチ型紙をA4用紙3枚に印刷して定形外郵便にてお送りします。

メルカリをはじめ、当社サイト以外で販売されているOHARICO型紙やキット、OHARICO型紙を使用したインターネット上での販売物は違法な商品です。ご注意ください。

ティッシュケース部分を作る

ティッシュケースパーツ別布の大きいパーツはティッシュケースになる部分です。幅が短いほうの端を上下とも1cm、1cmと2回折り曲げて三つ折りにします。アイロンでしっかりと押さえたら、端から0.2cmのところにコバステッチをかけます。

コバステッチとは?
端から1~2mmをミシンで縫うことを言います。ほかに端ミシン、コバミシンなどの言い方があります。
コバステッチ

別布の小さいほうのパーツはリップクリームや口紅をいれる小物入れになる部分です。このパーツは上部1か所だけ幅が短いほうの端を同じように1cmずつ三つ折りにしてコバステッチをかけます。別布の大きいパーツは点線のところで内側に折ってアイロンでプレスします。ティッシュケースの端を縫うティッシュケースになる部分を折ったら、ポケットティッシュを入れた時の厚みを考慮して少し重なるようになっています。下側が手前になるように重ねて、端を0.5cm~0.7cmで縫い留めます。ティッシュポケットティッシュケースのパーツと小物入れのパーツを中表に合わせて、端1cmを縫います。合わせる時に、三つ折りにした上部の辺をきっちりと揃えて合わせると出来上がりが綺麗です。縫い合わせたら、アイロンで縫い代が小物入れ側に倒れるようにしてプレスし、その縫い代を0.5cm切り落とします。

ポーチの表面を作る

ポーチの表側本体の生地1枚を表側を上にして置き、先ほど作ったティッシュケースのパーツをその上に重ねます。下の端が揃うように配置し待ち針で全体をコの字型に留めていきます。ティッシュケースと小物入れの境目の縫い目の周りも待ち針で固定して、まずはその縫い目に針が通るように直線で縫います。次に、0.5cmの縫い代が小物入れ側に倒れているので、先ほど縫ったところから平行に0.7cmの小物入れ側にもう1本、ミシンでまっすぐステッチをかけます。これでしっかりと固定されるしハサミで切った端の縫い代も隠れるのでほつれてきません。最後に、端から0.7cmのところをコの字型に縫って本体生地とティッシュケース部分を縫い合わせます。
あっちゃんウインク
本体生地とティッシュケースのの隙間がポケットになるよ。

20cmファスナーをつける

今回は20cmのボールファスナーを使っています。金属ファスナーなので今回は金具のところを縫わないやり方でファスナーをつけてみます。ファスナーの先ファスナーの先の金具に垂直になるように先を斜め45度に折り、アイロンで折り目を付けます。いったん開いて、小さく切った両面テープをつけます。ファスナーの先を折る両面テープでしっかりと接着します。両面テープがない時はこの形になるようにアイロンで折ってから仕付け糸で縫い留めてもいいですよ。ファスナーに両面テープファスナーの端に5㎜幅の両面テープを貼ります。裏も表も計4か所貼ってください。表地にファスナーをつけるファスナーを閉めた状態で、アジャスター部分を左にして表を向けて置きます。ポーチ本体の表地とファスナーの中心から、中表に合わせて貼っていきます。ファスナーのほうがちょっぴり短いので、中心を揃えることで端のファスナーと生地の差分が左右均等になります。表地にファスナーを貼るファスナーが隠れて見えないけど、こんな感じでファスナーと表地が両面テープで仮止めされています。ポーチに裏地をつける先ほどのファスナーのついた表地をひっくり返しますと、写真のようにファスナーと表地が中表で引っ付いているのがわかります。次に、先ほど生地をつけたちょうど裏側にあたるファスナーの端の両面テープをめくって、裏地を貼り付けます。ファスナーの裏面と裏地の表面が合わさります。表地と裏地が中表でその間にファスナーが挟まっている形です。
あっちゃん真顔
言葉で説明するとややこしいけど、出来上がりをイメージして裏表を確認しながら仮止めしていくと思ったほど難しくないですよ。
ポーチの反対側反対側のファスナーに同じように表地と裏地を仮止めしてください。ファスナーを縫う仮止めができたら、端から0.7cmのところをミシンで縫います。途中、ファスナーのアジャスターが邪魔になってミシン目が歪んでしまう可能性があるので、アジャスターを前後に移動させて縫うと縫いやすいですよ。ジッパーにコバステッチ両側とも縫ってファスナーと本体がくっついたら、ファスナー周りの生地を落ち着かせるためにアイロンをかけて整えます。ファスナーと表地の際にコバステッチをかけるのですが、このとき裏地は反対側へよけておいてください。縫い代は裏地方向へ倒しておきます。コバステッチをかけるのはファスナーエンドの金具の先から開き金具の先までにすることで、端から1.2~1.5cmくらいはコバステッチはかけないでください。

ポーチを組み立てる

ジッパーを開けるステッチができたら、ファスナーを半分くらい開けます。
あっちゃん焦る
ファスナーを閉めたまま作業すると後で困るので必ず半分くらい開けてね!
全体を縫う表地は表地同士、裏地は裏地同士を合わせて待ち針でぐるりと一周留めます。裏地の横の辺に返し口を作りたいので、8cmくらい縫わない場所を作っておきます。全体を端から1cmのところで縫うのですが、生地の厚み分で出来上がった時に裏地がもたつきやすいので、裏地の底は端から1.5cmで縫うようにすると出来上がったときに裏地が綺麗に収まります。中央から待ち針待ち針を打つときは、裏地と表地の縫い目同士がずれないように合わせてからピンを打ち始めてくださいね。縫い代は裏地側に倒して待ち針で押さえておきます。角を切る縫い終わったら4つの角の余分な縫い代を切ります。これをすることで表に返したときに角がすっきりとします。角を三角に切り落とすだけでもいいですし、青色の線も切ってよりシャープにしてもいいです。縫い目を切らないように注意して、生地の厚みによって使い分けてください。マスクケースを裏返す返し口から表に返します。表に返せたら、表地の角は目打ちなどで整えます。はしごまつりぬい裏地の返し口は縫い代を内側にして、手縫いで縫い目が隠れる縫い方で始末します。でも、ポーチの内側になるから目立たないので、面倒な場合は端ミシンで縫ってしまってもいいですよ。手縫いの場合は「はしごまつりぬい」がいいですよ。
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マスクケースの作り方アイロンで整えて、ティッシュケース付きマスクポーチの出来上がり。

マスクケースを使ってみた感想

これ、本当にお出かけに手離せないアイテムです。外出して電車に乗るときはしっかりマスクをしてても、人と会ったり食事したりするときにマスクを外すことって結構あります。マスクに口紅がつくのが嫌でマスクと口の間にティッシュを間に挟むときにも替えのティッシュがセットで取り出せるので便利です。
あっちゃんウインク
自分用にも、家族や大事な人のためにもマスクとセットで作ってあげてくださいね。
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