貼り付けるタイプのポケット、パッチポケットのつけ方です。
シャツやスーツ、エプロンなどにつける貼り付け式のポケットのことをパッチポケットと言います。ポケットの中では簡単なもので共布でつくってもいいし、ポケットだけを違う生地にして、デザインのアクセントにしてもお洒落になりますよ。
パッチポケットの形も、四角や丸、底が角丸になっている形などいろいろなバリエーションがあります。
今回は共布で底が角丸になっているパッチポケットをエプロンにつけるサンプルで説明します。
また、家庭用プリンターで印刷できるA4サイズの角丸ポケットの型紙を無料ダウンロードできるように用意しました。もし必要な方がいらっしゃればぜひハンドメイドにお役立てくださいね。
角丸ポケット無料型紙
OHARICOの角丸ポケット型紙には上部に2cm、周りは1cmの縫い代がついています。
内側の線が出来上がり線で、幅が10cm~18cmまでA4サイズで印刷できるようにご用意しています。縫い代は必要に応じて長さを調整してくださいね。
18cmのものはA42枚に分かれていますので、四隅の角をあわせてテープなどで貼り合わせてから型紙を切ってお使いください。
- 【幅10cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅11cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅12cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅13cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅14cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅15cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅16cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅17cm】角丸パッチポケットA4型紙
- 【幅18cm】角丸パッチポケットA4型紙
角丸パッチポケットの作り方
ポケットの上部は出来上がり線で折って三つ折りにします。
折り目をアイロンで整えたら、コバステッチをかけます。
端から1~2mmをミシンで縫うことを言います。ほかに端ミシン、コバミシンなどの言い方があります。
レースなどを付ける場合は、ポケットの長さより少し長めにカットし、縫い付けてから端をきりそろえてください。
このサンプルでは、先ほどのコバステッチが隠れるようにレースをのせて縫い留めています。
角丸の曲線になっている部分の端から0.5cmくらいのところを、しつけ糸を2本どりにしてなみ縫いします。
薄い生地だと1本どりでもいいのですが、2本どりのほうが玉止めもしっかりするしあとの始末がしやすいです。
角丸以外の直線部分をアイロンで内側に1cm折ります。
作りたい大きさに近いサイズの丸い角の形の厚紙を、ポケットの角にあてます。直線部分はさきほど折ってあるのでそれに沿わせるように置いてください。
しつけ糸のどちらかの端をゆっくりと引っ張っていくと、角丸の厚紙の形に沿って縮んでいきますので、ほどよいところで厚紙の上からアイロンをかけます。
左右とも角丸の型がつけれたら、厚紙をはずしてふたたびしっかりとアイロンで押さえます。
綺麗な角丸ポケットの形ができました♪
パッチポケットの縫い方
ポケット付け位置にポケットを配置します。
ポケットの生地の端は1cm内側に折り込んでいるだけで、ほつれ止めなどの処理をしていないので、端から0.5cmと端から0.8cmのところにダブルステッチをかけます。
パッチポケットのつけ方としては、ほかにも縫い代を三つ折りにしてつけたり、ポケットの入り口部分の負荷がかかりやすいところを三角に縫う方法など、生地やデザインによって縫い方を工夫する方法があります。
今回は角丸なので、三つ折りやロックミシンの始末がしにくいので、ダブルステッチをかけるというつけ方にするのが良いと思います。
1cmの折り目に対して、0.8cmのステッチをかけているので端が縫い付けると同時に、縫い代の端近くまでミシンがかかっているのでほつれにくくなります。
端から一定の距離で縫いやすくするためにミシンの押さえ金を変えて、端から0.5cmのところを縫います。
曲線部分は慎重にゆっくりと縫うときれいに縫えますよ。
通常の押さえ金に戻して、押さえ金を目安に端から0.8cmのところを縫います。
2本目もアタッチメントを使ったほうが縫いやすければ、端から0.8cmで縫えるようにアタッチメントの幅を調整して使います。
角丸パッチポケットが縫い付けられました。
パッチポケットのつけ方をマスターしましょう。
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