今回ご紹介するリバーシブルニットキャップの作り方は、毛糸を編んで帽子をつくるのではなく、ニット生地を縫って作る帽子の作り方です。
形がとってもシンプルなビーニー。リバーシブルに仕立てるようになっているのでロックミシンをお持ちでない方でも作ることができますよ。
用意するもの
- お好きな生地 2枚分
リバーシブルニットキャップ A3印刷済み型紙
880円(税込)
A3用紙2枚に印刷した型紙です。
頭囲 | 深さ | |
---|---|---|
S | 58 | 29 |
M | 62 | 31 |
L | 66 | 33 |
型紙をお使いいただくには、貼り合わせる必要がございます。
帽子を形作る

表地、裏地とも同じサイズに裁断して、中表で端を縫い合わせます。
縫い代は5㎜です。

縫い代をアイロンで開きます。生地によっては開くのが難しい場合もありますので、そういうときは片倒しでも大丈夫です。

写真のように縫い代を開いた山とその隣の山が重なるよう生地の端を合わせて、頂点の内側5㎜のところから、返し縫いをして縫いはじめます。

縫い終わりは返し縫いをせずに、糸を数センチ残します。残した糸は手で2回ほど本結びします。
スカートやパンツのウエストダーツを縫う時のようなかんじです。縫い終わりがカクっならずにすーっと消えていくような仕上がりが理想です。

先ほどできた頂点に向かって隣、その隣の山の辺・・・と、順に同じ要領で縫っていきます。
縫えば縫うほど頂点に生地が集まってくるので縫いにくくなってきますが、先にミシンの針を頂点に挿してから押さえ金を下すようにすると縫いやすいです。

帽子の形ができました♪

アイロンの仕上げウマがあればベストですが、ない場合はバスタオルなどを硬めに巻いて、その上に綿ニット生地などの段差がつかないような生地をしっかり巻いて、アイロン台の代わりに帽子の中に入れます。

帽子用の簡易アイロン台を使って、縫い代をアイロンで型倒しにします。

全く同じ要領で、もうひとつ生地を変えて作ります。
帽子を縫い合わせてリバーシブルにする

どちらかの帽子を表に返して、中表にして合わせて待ち針で留めます。返し口が必要なので、後中心から少しずれたところに3~5cmの返し口ができるように縫いはじめと縫い終わりを決めます。
端から1cmのところをぐるりと縫います。
返し口から中の帽子を引き出して、
いったんはこんな形になりますが、
ひっくり返します。帽子が生まれる瞬間。嬉しい♪

帽子の形を整えて、返し口の縫い代が内側になるように待ち針を打ち、手縫いで閉じます。

帽子をアイロンで整えでできあがり。
生地にもよりますが、ふんわりさせたいときはあまりアイロンでプレスしないほうがいいかもしれません。
リバーシブルニットキャップ

真正面からみた感じです。誰にでも似合うシンプルなビーニーキャップ。顔周りに影ができるので小顔効果も大!
型紙もそれを考慮して少し裾広がりにデザインしています。

後がたるんとしてカジュアルな雰囲気の帽子です。

後ろ姿はこんなかんじ。ポンポンなどをつけても可愛いですよ。

もちろん、リバーシブルなので反対側の色でかぶってもオッケー。2WAYで使えるのも嬉しいですよね。

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