猛暑を乗り切るひんやり夏マスクのアイデアです。OHARICOの立体マスク(大)にORIHIROのぷるんと蒟蒻ゼリーを内側に入れられるポケットをつけて、ヒンヤリ気持ちいい夏用の冷たいマスクを作りました。
保冷剤をマスクに入れたいというお声をいただいたのですが、保冷剤がもし破れたらとても危険なので、口元を覆うマスクに危険なものをいれるのは抵抗があるなと思いました。何か代わりになるものないかな?と思ったら、スーパーで見つけたORIHIROさんのぷるんと蒟蒻ゼリー。これなら破れても安全だし、スーパーなどで誰でも手軽に買うことができます。しかも!食べられる(笑)
OHARICOの立体マスクは頬までカバーするので、大サイズなら内側にゼリーポケットをつけるとぴったり収まります。凍らせたゼリーを解凍してすぐは冷たすぎるのでガーゼなどでくるんだほうがいいですが、ちょっと溶けてきた頃がひんやり気持ちいい。暑さ対策とリフレッシュにOHARICOの夏の冷やしマスクをぜひ作ってみてくださいね。
用意するもの
- 表地:お好きな生地 裏地:ガーゼ等肌ざわりのいい生地
- マスク用ゴム
- ぷるんと蒟蒻ゼリーパウチ 2個

【大】ゼリーポケット付き立体マスクA4 PDF型紙
A4用紙1枚に印刷できます。縦 | 横 | |
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大 | 13.5 | 24 |
ダウンロード | 【大】ゼリーポケット付き立体マスクA4 PDF型紙 |
PDFデータは家庭用プリンターやコンビニ等で簡単に印刷できます。

こちらは大サイズのみになります。A4サイズ1枚でお送りします。
メルカリをはじめ、当社サイト以外で販売されているOHARICO型紙やキット、OHARICO型紙を使用したインターネット上での販売物は違法な商品です。ご注意ください。
プリントアウトした【大】ゼリーポケット付き立体マスクA4 型紙
動画で見るゼリーポケット付き立体マスクの作り方
ゼリーポケット付き立体マスクの作り方フルバージョンです。
型紙と生地をカットする
型紙を切る
印刷した型紙についている「確認用スケール」を定規で測り、縦横とも5cmになっているのを確認します。5cmになっていればきちんと100%のサイズで印刷されていますので、サイズが違う場合は印刷時に拡大・縮小がされていないか確認してください。
カッターやハサミで型紙の外側の線を切っていきます。OHARICOの型紙は縫い代付きです。
表地を切る
マスクの表地を内側が表(中表)になるように半分に折ります。その上にマスクの型紙を置きます。
生地と型紙がずれないように、文鎮などの重りを置いてハサミやロータリーカッターで切ります。ロータリーカッターは綺麗に切れるのでとっても便利ですよ。

角などの細かいところはロータリーカッターだと切りすぎてしまうので、ハサミで切ります。

表地をカットできたら、曲線部分にマチ針を留め、端から1cmのところを縫います。
裏地を切る
型紙の「裏地ここまで」と書いている線で折り、裏地用の型紙にします。
裏地も中表に半分に折り、その上に型紙と文鎮をのせ、表地と同様にカットします。
カットできたら、作っている途中で鼻側とアゴ側を間違えるといけないので、アゴ側にマチ針で印をつけておきます。

ポケットの生地を切る
ポケットの生地は裏地と同じものを使います。中表に半分に折り、その上にポケットの型紙と文鎮をのせて同様にカットします。裁断ができたらアゴ側にマチ針で印をつけておきましょう。
裏地にポケットをつける
ポケットの端を縫う
ポケットを図のような向きに置き、尖っているところ同士を結んだ線で上側へ折ります。
アイロンで押さえて、折り目をつけていったん開きます。
最初の折り目に向かって端を折ります。
最初の折り目でもう一度折ることで三つ折りになります。マチ針で留めたら、端から0.2cmのところを縫います。

裏地にポケットをつけて合わせる
裏地を表を上にして置き、その上にポケットの生地を表を上にして置いて重ねます。
上下の端を合わせて、端から0.5cmくらいのところを縫います。


2枚とも裏地にポケットをつけれたら、中表に合わせて曲線部分をマチ針で留め、端から1cmのところを縫います。
マスクの形に整える
表地と裏地を縫い合わせる
表地、裏地とも曲線部分を縫ったら、縫った線のギリギリ手前まで4~5か所ハサミで切り込みを入れます。縫った線を切らないように気を付けてくださいね。
アイロンで縫い代の片側を開きます。
タオルや布などをくるくると丸めて簡易のアイロン台を作っておきます。そこにマスクをかぶせて両方の縫い代を開きながらアイロンをかけます。
立体的にアイロンをかけることができました。裏地も同じ方法で縫い代を開きます。
表地と裏地を中表に合わせ、中心の縫い目同士を合わせます。マチ針を使ってそれぞれの縫い目の間を通るようにして留めるとぴったりと合わせることができますよ。
中心から外に向かって生地を合わせながらマチ針で留めていきます。
上下とも同じようにマチ針を留めていきます。
曲線部分にハサミで切り込みを数か所入れていきます。この時も必ず縫い目のギリギリ手前までで、縫い目を切らないように気を付けてくださいね。
中心部分はたくさん生地が重なっているので、厚い生地を使っている場合は余分な縫い代をカットしておくと仕上がりがすっきりしますよ。
横の開いているところから手を入れて、マスクを表に返します。
端にきっちりとアイロンをかけてマスクの形を整えていきます。マチ針で固定するとやりやすいですよ。
マスクのゴム通し部分を作る
表地と裏地の境目の4か所に1cm弱ほど切り込みを入れます。
マスクの端と折った端がまっすぐそろうようにして折り、アイロンで型をつけます。
端から1cmのところを折りアイロンで押さえます。
端をもう一度折り、折った端が裏地の端を少し隠すようにして、マチ針で留めます。
端から0.2cmのところを縫います。両端とも同じようにしてくださいね。
ゼリーポケット付き立体マスクを仕上げる
ゼリーの出入り口を縫う
いよいよORIHIROのぷるんと蒟蒻ゼリーパウチを入れてみます。
ひとつひとつが20gになっているミニサイズの美味しいゼリーです。
先の細い方がマスクの端になるようにポケットに入れます。
このままでもいいのですが、グズグズ動いてしまうのでゼリーの出入り口部分にあたるところをかがり(縫い留め)たいと思います。
ゼリーの厚みがあるので、実際にいれてみて縫い留めたい場所にマチ針で印をつけます。
表に針目がでないように、裏地とポケットだけを2~3回すくうように縫い留めてください。全部で4か所かがります。
ノーズワイヤーをいれる
ノーズワイヤーを入れたい人は、鼻側の端から0.8cmくらいのところを縫います。
ゼリーをいれるとどうしても重たくなるので、ノーズワイヤーをいれるほうがフィット感がありますよ。
ノーズワイヤーの入り口が鼻側の中心部分にできているので、中心から外側に向かってワイヤーを入れていきます。
片側がはいったら、反対側の端を入れていきます。ワイヤーには弾力性があるので入れる時に少し曲がりますがきちんと入れてしまえば大丈夫です。
マスクのゴムを通す
マスクのゴムを2本用意します。ゼリーを入れると重みがあって下がってくるのでマスクのゴムはいつもよりも少し短めにしておく方がいいです。
ゴム通しかヘアピンを使って、マスクのゴムを通しましょう。
ゴムの端をしっかり結んだら余分なゴムの端を切って、ゴムをひっぱって回していき、結び目をマスクの中に隠してください。


ゼリーポケット付き立体マスクの出来上がり。
冷たく冷やしたぷるんと蒟蒻ゼリーパウチをマスクの中に入れてひんやり気持ちいい夏用マスクです。
夏用マスクまとめ
立体マスク着用比較
冷凍庫や冷蔵庫に常備しておきたいORIHIROのぷるんと蒟蒻ゼリーパウチ。いろんな味があるんです。
溶けてきた頃にガーゼを外してポケットにいれるとひんやりが長持ち。まだ冷たさが残っているうちに食べちゃったほうが美味しい♪

左が普通のOHARICO立体マスクです。右がゼリーを入れたひんやりマスク。
比べてみるとちょっと頬が膨らんでいるけれど、中に何かはいってますー!って気になるほどぶくぶくはしてないと思いますが、いかがでしょうか?

ちょっと斜めを向いて比較してみました。OHARICOの立体マスクはもともと頬を長めにカバーするようにしてすっきりしているので、両頬に20gの保冷剤ゼリーを入れてもこのくらいの変化に収まります。
夏の暑い日、マスクをしなければならな苦悩を思うと、後で食べられるお楽しみもあってひんやり気持ちい手作りマスク、いかがでしょうか?
夏用マスクにオススメの生地
マスクをすると不織布マスクだと中が蒸れてくるし、汗をかいて肌が荒れるし、無理してマスクをつけると熱中症の心配も出てきます。
手作りマスクだと今回のような保冷ゼリーを入れるアイデアや、生地を工夫することでつけ心地のいい夏マスクを手に入れることができますよ。
オススメは接触冷感生地。
肌荒れが心配な方はやはり裏地はガーゼがオススメ。
表地をスポーツウェアのニット生地にしたり、少し濡らして冷凍庫に入れて凍らせたりしても付けた時に冷たくて気持ちいいですよ。
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