ペットのグッズって作ってみたくなりますよね。犬や猫用の小さなテンガロンハットの作り方です。小さいけどかっこいいカウボーイハットのような帽子の形になりますよ。
用意するもの
2~4枚に印刷できるよ。
接着芯を貼って裁断する
アイロン用接着芯の貼り方を参考に、接着芯を貼って裁断をします。
  パーツは裏表それぞれの生地で1枚ずつできます。裏に芯を貼って裁断したパーツがこちらです。
  
  ポイントになるところにはきりじつけで印をつけておくとわかりやすいです。
  
  CF(前中心)と、帽子にハトメで穴を開ける予定の人は簡単なきりじつけの方法で印をつけておきましょう。
OHARICO流印付けの方法
生地の裁断の時に印付けをするのですが、OHARICOではチャコペンやチャコペーパー、ルレットを使わず簡単なきりじつけの方法で印をつけています。簡単なきりじつけは型紙の上から、2本どりの仕付け糸で印をつけたいポイントを通して、短く切っておきます。
生地を2枚重ねているときは、生地と生地の間もはさみでカットしておきましょう。
「きりびつけ」とか「きりび」と呼ぶ人もいます。普通のきりじつけよりも簡略化したやり方ですが、糸が抜けてしまわないようにさえ気をつけていればこの1本通すだけのきりじつけでも十分ですよ。
テンガロンハットのパーツを作る
  パーツ①とパーツ②を中表に折り、端から5mmのところをミシンで縫い合わせます。
  
  縫い代をアイロンで割ります。
  
  パーツ②を立ててみてください。ここが帽子の頭がはいる部分になります。
  パーツ③は帽子のてっぺんにあたります。 
  パーツ②にパーツ③を重ねて、細かくマチ針を打ちます。 
  
  ミシンで縫う場合は、パーツ②が上になるようにして端から5mmのところを縫います。小さいものなので結構縫うのが難しいんです。
  ここは手縫いのほうが綺麗だし長さも合わせやすいのでどちらかというと手縫いをおすすめします。細かいなみ縫いか半返し縫いをしてください。 
			
これがミシンで縫い合わせたほう。
 
  こっちが手縫いです。
  ミシンのほうはちょっぴり強引なかんじもします。手縫いのほうが断然楽でした。
  縫い目を切ってしまわないように縫い目の2mmほど手前まで縫い代に切り込みをいれます。1~2cm間隔でぐるっと1周切込みをいれておくと表に返したときにカーブが綺麗にでますよ。
テンガロンハットを組み立てる
  表にひっくり返してみました。帽子の頭の部分の感じがでてきましたね。 
  
  ①を表から見るとこんな感じです。帽子のツバになります。
  2つのパーツを合体させたイメージです。このまま裏返しましょう。
  
  CF(前中心)とCB(後中心)のポイントをそれぞれあわせてマチ針を打ちます。
  
  間にも何本かマチ針を打ちます。 
  
  端から5mmのところをミシンでぐるっと1周縫い合わせましょう。
  こちらもまたぐるっと1周縫い代に切り込みをいれます。切込みを入れたらアイロンで縫い代を倒しておきます。
  
  帽子の裏側の出来上がり。
  
  表にひっくり返して、ツバとの境目に綺麗にアイロンをあてます。
  こまめにアイロンをかけると仕上がりがとても綺麗になりますよ。
  表用、裏用の帽子が完成しました。
このあと、犬猫用テンガロンハットの作り方【後編】に続きます。