家庭用ミシンでできるボタンホールの縫い方です。
私が使っているのはブラザーのイノヴィスinnovis d300というミシンなのでもしかしたらメーカーや機種によってやり方にちがいがあるかもしれません。お使いのミシンの説明書をお読みになり作業されることをオススメします。
ここではブラザーのイノヴィスinnovis d300でのボタンホールの縫い方について説明いたします。
アタッチメントの交換と準備
ボタンホールを縫うためのアタッチメントに変更します。
アタッチメントの後ろ側に台皿というのがあるので、使いたいボタンをセットします。ボタンの直径+厚みでボタンホールを縫う長さが決まります。
ブラザーのイノヴィスinnovis d300では28mmまでのボタン穴かがりができます。
操作パネルで、ボタンホールのタブを選びその中からボタンホールのデザインを選びます。
横穴用か縦穴用か、生地の厚みはどのくらいか、ねむり穴(見せかけの飾り穴)か、伸びる生地か伸びない生地なのか、など生地と用途によってボタンホールのデザインを選べるので、説明書を参照して選んでみてください。
こんなところにレバーがあったわ!といつも驚くのですがボタン穴かがりレバーというものがミシンについています。これを引っ張っておろし、アタッチメントのでっぱりの金具の後側に当てます。
ボタンホールを縫う
生地のボタン穴かがりをしたい位置に印をつけます。
アタッチメントを押しながら、生地につけた印にアタッチメントの印を合わせて、押さえレバーを下します。糸はアタッチメントの下を通します。
上糸を軽く持って縫い始めます。ボタンホールのデザインに合わせてミシンが自動的に縫ってくれます。
初めてボタンホールを縫ってみた時、とっても感動しました。さすがコンピューターミシンと言われるだけある。勝手に行ったり来たり、ジグザグしたり最後はスローに終わるドラマチックなところがたまりません。
洋裁をしたことがない方にもぜひ一度は体験してみてほしいボタンホール。
ボタンホールを仕上げる
出来上がったボタン穴の部分を開けるのですが、リッパーを使います。小学校の家庭科でも使ったことのあるやつです。
私は小学校の時にかったやつをいまだに使ってます(笑)
最後までリッパーで開けてもいいのですが、ボタンホールの穴を開ける段階にきてるということは、服がほぼ完成してるということなので、この段階で失敗をしたくないですよね。

間の糸くずをとりのぞいてボタンホール出来上がり。
ボタンをつける
ボタンホールができたら、対応する側にボタンをつけます。
今回はボタンホールの中心部分にボタンが来るようにつけたいと思います。ボタンホールのあいているほうと、対応するボタン側の生地が合わさった状態にして、待ち針を垂直にボタンホール側から挿します。
そーっとボタンホール側の生地を持ち上げて、待ち針を穴から抜けるようにするとボタンを付けるべき位置に待ち針が刺さっています。
この位置を目安にしてボタンを縫い付けてください。
コートなどの大物をつくるときはプロのボタンホール屋さんに持って行ったりすることもありますが、たいていのものはこのミシンのボタンホールでも満足できる綺麗な仕上がりになるかなと思います。

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