木工というと釘を打つというイメージがありますが、今回は釘の代わりに木ダボというものを使ったベランダ台とプリンターの作り方です。ベランダ台はアンティーク加工のペンキの塗り方でナチュラルなテイストに仕上げました。
木ダボとは
ダボとは「太枘」や「駄枘」と書きます。木材を接合させるために接合面の両方に穴をあけて差し込まれる小片のことをいいます。ダボを用いた接合をダボ構造とよびます。ベランダ台の作り方
作りたい台のデザインとサイズを決めて、もでりんで設計します。
これは台の天板の部分です。木材と木材の接合面にあたるところに鉛筆で印をつけて、ドリルで穴を開け、木ダボを差し込みます。
ゴム製のハンマーで軽く打ち込みます。
台の脚にあたる側にもドリルで穴を開けて木ダボがささった天板を差し込みます。
ゴム製のハンマーで天板や脚の裏側をまんべんなく叩いて接合させます。ぴったりとはまるとパズルみたいで気持ちいい♪
ベランダ台を組み立てていきました。天板と脚だけだと、脚と脚が離れていってしまうので、しっかりさせるために下の段をつくりました。ここは木ダボを使えなかったので、外側から穴をあけてネジ止めしました。
サンドペーパーをかけて綺麗にします。角も軽く面取りします。
アンティーク加工のペンキの塗り方
茶色い水性ペンキを塗ります。ホームセンターに売っている水性ペンキです。
茶色のペンキがしっかり乾いたら、その上から白いペンキで塗りつぶします。
白いペンキが乾いたら、白いペンキだけをはがすようにやすりなどで優しくこすります。全体のできあがりを確認しながら作業してくださいね。
使い込んだようなアンティーク加工のベランダ台の完成です。ナチュラルなイテストに仕上がりました。
プリンタ台を作る
私が持っているのはA3のプリンターなので、とっても場所を取ります。通常、プリンタ台というと台の上にプリンタを置くイメージなのですが、部屋を広く使うために台の中にプリンターを入れる予定です。台の上には本棚を置くので、かなりしっかりした作りが必要です。
木ダボを使ってがっちりとした台を作ってみました。
プリンタ台の天板は広いので、つなぎ合わせる必要がありました。木ダボを使ってつないでいきます。
プリンタ台の天板が完成。
いつもなら作ってから色を塗るのですが、今回はがっしりしたものを作るので、あとで色を塗ろうと思うととっても重い。なので先にパーツを塗装してから組み立てています。
プリンタ台はウッドダイとブライワックスで塗っています。
プリンタを取り囲むような枠組みを作りました。一つの面はプリンタを取り出せるように空いています。A3のプリンターはとっても重いので取り出しが楽になるようにキャスター付きの台の上に乗せる予定です。
組み立てている間に誤差ができるので、枠組みがきちんとできてから接合する場所に印をつけ、ドリルで木ダボ用の穴を開けます。
木ダボの接着をより強力にするために、穴に木工用ボンドを注入します。
天板に枠組みを差し込んでプリンタ台の出来上がりです。
キャスター付きの台に乗せたプリンタを入れます。サイズもぴったり予定通り♪
このプリンタ台の上に本棚をのせます。
同じ色で塗装するとインテリアのコーディネートもしっくりくるし、欲しいサイズの家具が作れるのでDIYは本当に楽しいです。
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