型紙なしでできるスカートの作り方です。四角いスカートが2枚レイヤードになっていて、裾がひらひらして可愛らしいデザインです。作り方を知っていれば、生地の幅に合わせて、小さいお子様用から大人用まで簡単に縫うことができますよ。洋裁初心者さんにも上級者さんにもおすすめです。
どんなスカートができるの?
ご紹介するのはこちらのセットアップのスカートの作り方です。
トップスのほうはドルマントップスです。上下で作ってお洒落なセットアップはいかがですか?堅苦しくなくて楽に着れるけど、どこかきっちりしている感も漂います。
このセットアップを3Dで作ってみました。
左側が出来上がり。右側が縫う前の形になります。
人の体がはいるようにスカートの真ん中には穴が開いています。2枚のスカートを角度を変えて縫い合わせることで、裾がヒラヒラしたレイヤードスカートになります。
生地の裁断と印付けと裾の始末

では、スカートの作り方を説明します。正方形に裁断した2枚の生地を用意します。
2枚とも同じ生地でもいいし例えば、1枚はチュールとかレースとか素材感の違うものにしても可愛いかも♪4つの辺は三つ折りをしてミシンをかけるかロックミシンで端を始末します。
1枚は四角く、1枚は三角にたたみます。布を畳んだ中心から、作りたいヒップサイズにゆとりを足したものを6で割った数字を半径として丸くカットします。
(ヒップ+ゆとり)÷6=半径
という公式です。
このときに、カットする線と畳んである線が交わるところは4か所印をつけておきましょう。
簡単なきりじつけの方法で印をつけるといいですよ。
簡単なきりじつけは型紙の上から、2本どりの仕付け糸で印をつけたいポイントを通して、短く切っておきます。
生地を2枚重ねているときは、生地と生地の間もはさみでカットしておきましょう。
「きりびつけ」とか「きりび」と呼ぶ人もいます。普通のきりじつけよりも簡略化したやり方ですが、糸が抜けてしまわないようにさえ気をつけていればこの1本通すだけのきりじつけでも十分ですよ。
切り落とした丸い生地はここでは使いませんが、せっかくきれいな丸が残ったらスカートとおそろいの丸形のポーチとか、丸いポシェットとか何かに使えるかも。

さきほどの生地をひろげますと、こんな風になっています。
置く方向がちがうだけでおんなじ形やん!!
と一瞬おもってしまいますが、印の位置がちがうんです。これがわざわざ三角と四角に折り方を変えた理由なんです。
縫い合わせてゴムベルトをつける
先ほど付けた印同士を合わせて生地を重ねます。
端から5mmのところをミシンでぐるりと縫い合わせます。ロックミシンまたはジグザグミシンで縫い合わせた端を始末しておきましょう。
そして、ウエストゴムベルトをつけます。
スカートにいきなりウエストゴムベルトをつけると、スカートが短すぎる!という場合はサンプルのようにニット生地でウエスト切り替え布をつけたすとお好きな丈のスカートに調整できますよ。
こちらの記事の「ウエストの切り替え部分とゴムを通す」をご参照ください。
3D化でデジタルファッションショー
3Dで作った服を着たモデルを歩かせてみました。生地が軽すぎてちょっぴりスカートがめくれあがってしまっていますが、ヒラヒラ感が伝わるといいなと思います。
生地の厚みや質感によってもイメージがかわりますが写真とはまた違ったイメージが膨らむかもしれません。

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