軽くて暖かくて、冬になると手離せないのがダウンジャケットです。
とっても便利で擦り切れるほど着倒しました。擦り切れた袖口にあるものを使ってリメイクする方法をご紹介します。
ダウンジャケットをリメイクしようと思ったきっかけ
何年か前に買ったユニクロのウルトラライトダウンのロングコートは、旅行に行くときとか、寒い日のテニスの時や山登り、くるくるとまるめて袋に入れるとめっちゃコンパクトになるし、普段にだってもちろんフル活用。
スポーツウェアは何かとフードがついているので、重ね着する冬場はフードonフードonフード・・・となってしまったりするので、このダウンコートにフードがついていないところも気に入っていました。
おかげで擦り切れるほど着倒しました。擦れてきたのはやっぱり袖口。破れて羽根が出るようになったので、もう限界だと買いなおしに行きました。
ところが!最近ユニクロさんは、ベストに力をいれているようで、ロングコートが少ない。
UNIQLOさんにこだわらず、他のショップも探し回りましたが、私の欲しい条件にあうダウンのロングコートをみつけられませんでした。
フードがついてない、くるくる丸めても元通りになる。
ただそれだけなのに、ないんです。見つけられませんでした。
これは・・・今持っているダウンを捨てるわけにはいかないと、袖口を直す方法を考えました。
袖口をカットする
こちらが元の袖口。破れてる方の袖の写真を撮るのを忘れたのでこっちだけみると、特に直す必要なさそうだけど両方やらないとね。
袖口をカットする長さを測り、ぐるりと一周、待ち針で印をつけます。生地的に、チャコとかチャコペンとかでは描けなかったので、待ち針のままか、しつけ糸で印をつけます。
印に合わせて袖口をカット。凄まじく羽根が飛びますので、できるだけそーーっと。小さな掃除機があれば手元に用意しながらのほうがいいと思います。
端から5mmのところをとりあえず一周縫います。そうじゃないともう羽根だらけで大変なことになります。
こんな、袖口ひとつで羽根まみれになっちゃうのだから、ユニクロダウン工場はもの凄いことになってるんだろうな。
100均の靴下をカット
ここで、「あるもの」の登場です。
100均の靴下!
なるべくリブがしっかりしている靴下を100均でゲット。当たり前だけど、手と同じで2本入りです。これが100円だなんて奇跡だわ。
まっすぐ使えそうなところだけを残して靴下を斜めにカットします。
残った部分はもったいないけど使えません。
袖口と靴下を縫い合わせる
切った端がすぐほつれてくるので注意しながら、そーっと裏返します。
ダウンの袖口にリブをかぶせると、中表にあわさります。
端をあわせて、端から1cmのところを縫います。ニットと縫い合わせるので、できればレジロンとかニット用の糸を使う方がいいと思います。
袖口の長さとリブの切り口の長さはピッタリではないので端を合わせるときにリブを少し伸ばしながら待ち針を打つようにすると出来上がりが綺麗です。リブの切り口のほうが長すぎたら、もう少しリブの端を切り落とすと周囲が短くなります。
こんな感じ。とにかく端がほつれやすいので気を付けながら作業をします。
端はロックミシンをかけて始末します。
袖口を表に返すと、ほらこんな感じ。
リブをいったん袖の内側に入れ、ダウンの袖口の端が1cmほど中にはいったところで待ち針を打ちます。アイロンがかけられないのでバランスを見ながらになります。
ちょうどリブと、ダウンの表地の境目をミシンでぐるりと1週縫います。
そうすることで、リブとダウンの表地の境目が内側にはいってから戻ってくる状態になり、見た目が綺麗になります。
実際に袖を通すと、なんということでしょう。ぴったりフィット☆
袖口をリブニットにすることで、空気が出入りしにくくなり以前より暖かい着心地になりました。
もちろん袖口の汚れも破れもカットしているのでなんだか綺麗。
今回、ダウンのリメイクをはじめてやってみたけど、小さい掃除機があればなんとか頑張れます。ものすごい羽根が飛ぶけど。縫うのは意外と楽でした。まだまだ私のユニクロロングダウンは現役続行となりました。
このダウンコートが、ダウンベストになるまでリメイクし続けてしまうのではないでしょうか。
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